建設会報いずもNo.137
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No.137 2024 新春号島根県立東部高等技術校住環境・土木科2年黑目 光太郎インターンシップを通して16今回、株式会社フクダ様に5日間のインターンシップに行かせていただきました。この5日間では、主に土木施工管理技士の仕事について様々なことを学びました。 具体的には、令和4年度出雲湖陵道路東神西地区第2改良工事の実習をさせていただきました。現地で、実際に土木施工管理技士の仕事の手伝いを行い、管理基準を満たした施工をすることの難しさや4大管理の大変さを学びました。その中で、安全管理は管理技士として、特に大事にすべきこととして語られており、工事現場における『安全第一』の言葉の重みを知ることができました。また、実際の現場で行われている安全対策を間近に見学させてもらいました。 他にも、土木業界の最新技術であるICT技術やドローン技術、3D技術について学びました。現場でも使われているこれらの技術について、実演の見学や体験をさせてもらいました。ICT施工の体験実習においては、私が作らせていただいたデータを実際に現場で活用させてもらいました。こうして自分が作ったものを公共構造物の一部として活用されることが、とても感慨深いものがありました。また、ドローン技術を用いることで3Dデータの作成が容易になり3Dデータを基にしてICT技術が活用されるといった、それぞれの技術の関連性を認識することが大切だと感じました。 今回のインターンシップを通して、土木施工管理技士というのは幅広い仕事があり、多くの人と関わる仕事だということをこの目で学ぶことができました。ご指導いただいた職員の方のお話の中で「今回の道路のように人目に晒される大きな物を作ることが仕事であり、またそれを完成させた時にはなんとも言えないやりがいを感じる。」という一言が大きく記憶に残っており、土木施工管理技士の魅力について気付くことができました。 私事ですが、今回の経験もあって10月に行われた2級土木施工管理技士補の資格試験に合格することができました。この場において、このような機会を設けてくださった株式会社フクダ様と東部高等技術校に改めて感謝を申し上げます。様々な方々の支援や協力によって今の自分があることを実感し4月からの就職先において、これからの土木業界に貢献できるよう日々努力していきます。本当にありがとうございました。インターンシップ体験インターンシップ体験インターンシップ体インターンシップ体インターンシップ体験験験

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