建設会報いずもNo.137
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令和6年 年頭所感年頭のごあいさつ 新年あけましておめでとうございます。 平素は協会の活動に対し協会員の皆さまには多大なるご支援、ご協力を賜り感謝申し上げます。 昨年を振り返りますと、国際情勢としましてはパレスチナにおけるイスラエルとの紛争激化や一向に終息が見通せないウクライナ情勢、またアジアでは中国の覇権主義的な姿勢の顕在化など正しく混沌とした時代が益々進みました。一方、国内に目を転じますと先ず上げられるのは物価高で、ありとあらゆる品目が値上がりし、私ども建設業においても高騰する資材価格の影響は、協会員の皆さまもご苦労されたのではないかと思っております。これに対し国は賃上げを積極的に事業者に働きかけ、これまでのデフレ基調から何とか脱出を図ろうとしているところではありますが、これは事業者からすれば人件費増に直結することでもあり、経営の舵取りには一層厳しさや難しさを実感された一年ではなかったでしょうか。 さて、ご承知のとおり令和6年度からは、いよいよ改正労働基準法が建設業にも適用され、時間外労働の縮減や週休2日工事への対応など、所謂「働き方改革」を一層推進していく必要があります。建設業においては、統計によると就業者数は平成9年の685万人をピークに減少を続け、令和2年には492万人一般社団法人 島根県出雲地区建設業協会会 長栂野 直宏1建設会報いずも会長挨拶

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