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平成24年1月31日 |
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建設業労働災害防止協会島根県支部出雲分会 |
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建設業労働災害防止協会島根県支部出雲分会では、去る1月31日(火)、午後1時30分から島根県土木施工管理技士会出雲支部との共催により、「平成23年度
第2回現場代理人安全管理研修会」を出雲建設会館2階大会議室において開催しました。
今回の研修会は、厚生労働省の建設労働者雇用安定支援事業の一環として、(株)建設産業振興センターが実施する講習会とタイアップして行うものであり、(社)島根県建設業協会を通じて、当出雲分会で実施することになりました。
これから年度末にかけて、多くの公共工事が完了していき、更に竣工検査が行われるなど、現場代理人や主任技術者にとって多忙となる時期ということもあり、当初は73名の参加希望者がありましたが、当日は56名が参加し、「工事成績評定点アップへの取組み」という演題で実施しました。
研修会に先立ち、荒木副分会長から挨拶があり、「本年度第2回目の現場代理人安全管理研修会のご案内をしたところであるが、本日の研修は各企業とも大変に関心のある工事成績に係る講演をして頂くことになった。本日の講演内容をそれぞれ企業に持ち帰って、社内でしっかり検討し、工事成績アップにつなげる対策を講じてほしい。」と話された後、研修会に入りました。
研修会講師には、一般社団法人建設情報化協議会の技術顧問である前田憲一先生が派遣され、工事成績評定点の仕組みなど、普段の研修会では聞くことができないような、各考査項目の細部にわたって説明をしていただきました。
成績評定点アップの取組みとして、 |
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今までの工事成績の考査項目内訳等をチェックし、弱点を分析する。 |
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検査前の自主検査で評価した点数と発注者の評定点を比較し、その違い(原因)を発注者に確認する。 |
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細目別評定点採点表を作成し、どのような段階評価(a〜e)を受けたのかを探しだして、c評価をなくすこと。 |
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など、考査項目の施工体制、施工状況、・・・・・創意工夫、社会性等の細別毎にチェックしていけば、工事成績評定点のアップにつながるということでした。また、工事成績評定要領を正しく解釈し、評価者が行う評価対象項目のチェックを確実に行うことにより、施工に際しての不備な点や企業としての弱点を洗い出すことができ、今後の施工にも生かされるということでした。
このほか、現場代理人や主任技術者にとって大変に参考となる、発注者との対応の仕方など、講師先生の今までの経験についてもいろいろとお話しになり、大変有意義な研修会となりました。
なお、本日の研修会は、「平成23年度建設労働者雇用安定支援事業に係る工事成績評定点アップへの取組み」としてCPDSのプログラムに認定・登録されております。 |