建築技術協会 事業内容

出雲地区建築技術協会の通常総会及び創立40周年記念式典並びに祝賀会を開催しました。

 
平成27年4月17日
   
   出雲地区建築技術協会は、昭和50年7月に「出雲建築協会」として設立以来、今年で40年を迎えることになりました。去る4月17日、出雲地区建築技術協会では、平成27年度通常総会に併せ、出雲建設会館において創立40周年記念の行事を行いました。
 平成27年度総会では、来賓に出雲県土整備事務所の黒崎建築部長をお招きし、午後3時30に開催し、岩成会長のあいさつの後、議長選出に移り、拍手多数をもって岩成会長が議長に選出されました。議事は、全て満場一致で承認され、議事終了後、来賓の黒崎建築部長から挨拶があり、平成27年度の出雲県土整備事務所の建築関係事業の発注見込みや平成26年の住宅着工件数及び県の住宅リフォーム助成事業の状況等について話がありました。
 総会終了後、創立40周年記念式典に移り、岩成会長があいさつを行い、「本日は、島根県土木部の藤原参事様、出雲県土整備事務所の黒崎建築部長様はじめ、多くの会員の皆様にご出席いただき、誠にありがとうございます。この四十年の歩みを振り返って見ますと、設立当初の昭和五十年は、前年のオイルショック、狂乱物価により高度経済成長の終焉を迎え、安定成長期に移行する低成長時代に突入したころであります。このころは、昭和四十七年の日本列島改造ブームもあり、高速道路網や病院、学校などの公共施設が次々と整備され、地方の雇用・経済も大いに潤った時代でした。また、設立当初、大田地区も含め二十八社であった会員数もその後のバブル景気もあり、出雲・簸川郡地区の会員数が平成四年には五十四社になりました。丁度このころバブル景気が崩壊し、不良債権問題による金融危機、国の財政赤字の増大などもあり、企業の倒産が相次いだころでした。そして、平成十三年、小泉内閣になり構造改革が始まって、財政再建が声高に叫ばれ、このころから毎年公共工事が削減され続け、加えて、平成二十一年九月の民主党政権に交代後は、「コンクリートから人へ」というキャッチフレーズのもと、建設投資が大幅に削減され、そして平成二十三年三月十一日の東日本大震災により、建設産業のみならず、日本経済全体が大きなダメージを受けることになりました。その後、国も、企業も、国民も一丸となって震災からの復興に取り組んではいるものの、円高の進行、ギリシャ経済危機などもあり、デフレ不況から一向に脱却できない状態が続いておりました。平成二十四年、インフレターゲットの設定を公約に掲げた自由民主党が大勝し、アベノミクスを掲げる安倍首相の三つの政策を柱として、現在、経済復活の試みが実行されつつあるところであります。しかしながら、皆様方も実感しておられることと存じますが、この効果は大企業を中心に表れており、中小企業には一部を除いてまだ普及していないのが現状であります。今現在の建設産業の状況は、競争の激化や技術・技能の担い手である就業者の高齢化、若年入職者の減少等もあり、極めて深刻な状況におかれております。今後の建設産業には、経営の安定化が一番大事であり、人材発掘・人材育成のできる企業が求められると思われます。この様な中、昨年建設三法が改正され、担い手確保に向け建設業者の適正な利潤確保をうたい、発注者の責務を明確化するとともに、これらの「運用指針」が策定されたところであり、実効性のあるものになるよう期待しているところであります。」とのお話がありました。
 続いて、来賓の島根県土木部の藤原博参事様から挨拶を頂戴し、「本日は、出雲地区建築技術協会の創立40周年記念式典が盛大に開催され、誠におめでとうございます。貴協会におかれては、建築関係の中心的な団体として社会貢献や技術の向上にまい進されており、敬意を表する次第です。現在、経済の長期低迷からの脱却が図られつつあり、やや明るい兆しが見えるものの、本県ではまだまだ景気回復には程遠い状況であります。また、建設業における若年入職者の減少は、インフラの維持、更新に支障が出てくる恐れもあります。このようなことから、技術者・技能労働者の処遇改善を図るため、改訂設計単価の適用など官民一体となった対策が必要であります。4月9日には、国の当初予算が成立しており、県でも国と同様に各種の施策を進めてまいりたいと存じます。終わりに、貴協会のますますの発展をご祈念し、祝辞といたします。」と述べられた後、(一社)島根県建築技術協会の内藤会長からも祝辞を頂戴しました。
 式典終了後、島根県土木部参事の藤原 博氏を講師に、“建築住宅行政を取り巻く最近の動向について”と題し約40分間、記念講演会を開催し、県有財産の利活用策や県有施設建設事業、公共建築物に係る市町村への技術支援の状況、バリアフリーリフォーム助成事業の概要、建築物の耐震化等々について講演していただきました。
 17時30分から、会場を出雲建設会館西隣のベル・ブラージュに移し、出雲県土整備事務所の黒崎建築部長のご発声により祝賀会を開催しました。


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岩成会長挨拶   出雲県土整備事務所 黒崎建築部長様祝辞

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山本副会長40周年式典開式の辞   来賓

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(一社)島根県建築技術協会
内藤会長様式典祝辞
  岩ア副会長閉式の辞

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島根県土木部藤原参事様による記念講演   40周年記念祝賀会乾杯

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祝賀会   中締め

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